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１２月２９日現在の国立競技場です。外苑西通りの仙寿院交差点からの眺めになります。とにかく巨大ですね～、フェンスが建っている所が外苑西通りとの接点で、以前は明治公園がありました。神宮球場の横からここまで建物がドドーンと！やはり大きいという印象が強いのです。
外見はなんとなくローマのコロッセオを思わせますが、完成時には隈研吾さん特有の木材感を出してくるのでしょうね。来年の今頃はその姿が見られるはずです。
１９６４年の東京オリンピック、競技場で感動的だったのは最終日のマラソンです。それまで何種もの競技が行われていたのに、日の丸は一度も揚がりませんでした。円谷選手は１位のアベベから大幅に遅れながらも２位で競技場に入り、英国のヒートリーに抜かれはしましたが、見事３位、銅メダル！あの感動は忘れません。
私は福島市の小学校でテレビ観戦していました。福島県出身の円谷選手の活躍に、学校中が大騒ぎとなりました。ちなみに私の妻は競技場のマラソンゲート手前で小旗を振っていたとのことです。生で選手を見られてよかったね、と言ったらゴールが見られなくて残念の方が強いと！それはもっともなことだと思いました。
今回も小学生などを動員して、道々で旗を振らせるのでしょうか？何の競技でもそうだと思いますが、その瞬間を目撃して（テレビでも）皆が同時に感動するという機会を逃したら残念としか思いませんよね。
円谷選手が次のメキシコ大会で「金」の期待をかけられて、そのプレッシャーで自殺してしまったのは悲しいことです。現在の感覚と全く違った「国を背負う」重さは、当時の選手でなければ理解できないかもしれません。改めて合掌・・・。
