２８日目
１0年越し、念願のピラミッド見学へ出発！と言っても朝５時集合で、３時間半もバスに揺られてのツアー。バスも古いし、キツキツ、満員でリクライニングもできず。背中パンパン、寝不足での長距離移動はきつかった。トイレ制限、そしてラマダンでタバコや飲食も厳禁だそうだ。
体カチコチでエジプト考古学博物館へ。これが行列でなかなか入れない。しかも白人のグループが割り込んでくる。現地のガイドさんが、列を詰めて割り込ませるなと言う。どうも白人は行儀が悪い。植民地かなんかと思っているのか？短パンはラマダンなので控えることと私たちは言われているが、おかまいなし。水を飲みながら歩く輩までいる。
やっとのことで入館。中はごったがえしている。最初にロゼッタストーンの複製を見る。本物は大英博物館にある。ナポレオンのエジプト遠征で発見された石で、３つの言葉で同じことが書かれているので、エジプト古代文字・ヒエログリフ解読の鍵となった黒色の玄武岩。なるほどギリシャ文字があったから、解読できたんだなあ。
棺の数々を見て、ミイラも見学。とにかく所蔵物が多い。もっと整理されていても良さそうなものだ。４５００年も前のものから並んでいるので、数が多いのは分かるが、同じ様な物が所狭しと並んでいるのは納得いかない。新しい博物館が来年できるので、分散されるようだ。
日本でツタンカーメン展とか見ているので、内容が絞られた展示に慣れすぎているのかもしれない。土産物店に連れて行かれたが、オススメの金のものなど買えるわけがない。結構高価なのだ。
昼食はレストランでバイキング。味付けは悪くない、日本人にも合う。大阪のオバちゃんは不満そうだ。なんで骨がついてるのや、食べにくくてかなわん！ってな具合。早々に食べて、トイレを済ませて外へ。な、なんと灰皿がある。ラマダンだが外国人で、しかも店の敷地内ということでOKなのか。ありがたく一服、二服！
やっと念願のピラミッド見学だ。とにかく暑い。クフ王のピラミッドの前で撮影、やはり大きい。石に触ってみたり、周りの石を観察し、盗掘の穴まで登ってみた。観光客が多くて、蟻の行列のようだった。スフィンクスは近くまで行ける予定だったが、早仕舞いだという。後で聞いたが警察からのお達しだったそうだ。
私は何となく韓国のグループに紛れてしまい、正面からスフィンクスを見ることができた。警備員からの視線を感じ、あわてて退散。まわりに誰もいなかった、ヤバヤバ。日本人グループはスフィンクスを横から見るお土産物売り場が並ぶ所にいるようだ。急いで集合場所へ。とにかく急かされてゆっくり見学ができないツアーだった。
帰りはバスに揺られ、うつらうつらしながら帰船。腰や膝が痛くなった～っ！
写真はクフ王のピラミッドでパチリ！
