航海33日目
本日は移動日、明日はイタリアのシチリア島だ。マフィアの島？カタニアに７：００入港する。とにかく、観光客を狙ったスリやひったくりが多いと注意があるくらい治安が悪いという。多くの人がオプショナルツアーで、遺跡やエトナ山に出かけるようだ。私は港周りの散歩で終わり・・・スキだらけのオヤジだから、わざわざ狙われに行く気はない。
早朝、タバコを吸いに行くと女優の丘みつ子さんがいた。ちょっと年をとったなあ・・・。撮影が小雨なので屋内になったと話しているようだった。ピレウスから東ちづるさんと一緒に乗ってきた。午後は東さんの講演を聞いた「誰も排除しない～MAZEKOZE～」という運動だ。話を聞くと差別されている人たち、障害者、人種、性などなどを理解して手をつなごうというものだった。
イジメだけではなく、困った人がいれば手助けをするなんて当たり前のことだと思うけど、それが当たり前じゃなくなっている世間が変になったのか。理解することは大事だ、そして差別を受けている人たちが世に出られるチャンスを作るのも賛成だ。才能がある人はたくさんいるだろう。立派な運動だと思う。でもなあ・・・問題は違う所のような気がするけど。
船内テレビで「紅の豚」をやっている。この作品では豚の台詞がかっこいいのだ。裕次郎や小林旭、赤木圭一郎、そしてボガードまがいの台詞。たぶんそこいらを意識して作っているような気がする。いまでは、そんな映画やドラマはないから。「霧笛が俺を呼んでるぜ」「流れ者にゃ女はいらねぇ」みたいな気障な？ことを言ってみたい・・・男だけか、分かるのは。
