teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

天愚の汗だく駄句

 きょうは録り溜めていた映画を見た。「最高の人生の見つけ方(2019)」これはハリウッド映画のリメイク日本版。ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンの主演の原作は見ていた。それもあって、なかなか見る気分になれなかった。でも泣かせる場面満載で、けっこう感動した。

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吉永小百合天海祐希の主演。原作は男2人だったので、その違いも面白かった。ハリウッド版は、私が癌の手術を終えた頃見たので印象深かったのだと思う。人生でやり残したを次々と実現させて行く話だった

癌の手術は成功したけれど、また発病するかもしれない・・・そんな不安がどこかにあったのだろう。それもあって夢だった世界一周をしようと思ったのだと思う。それから8年後、定年を迎えた年に実現させた。お金はかかったが、旅を楽しむために窓付き1人部屋にした。

船内の行事には、申し訳ないが興味がなかった。それでも多彩な講師の話はためになった。講師の人たちに専門的なことも質問できたし、それぞれに詳しい船客もたくさんいて楽しかった。私に一番影響を与えたのは若い人たちのボランティア精神と、知りたい勉強したいという、ひたむきさだった。

たとえば自閉症気味、対人恐怖症気味の女性が自分の殻を破ろうと必死に何にでも挑戦している姿は感動ものだった。28歳くらいだったと思う。船が揺れて肩が触れただけで絶叫されてしまったのが出会いだった。何をしたんだと周りの目が怖かったくらい驚かされた。

船旅は時間がある、何もしなくていいのだから。引き籠り気味の私は持ってきたブルーレイを見て過ごすことが多かった。それだけでは時間は進まない。そこで船の中で毎日出している新聞になら協力できるだろうと、チームの一員になった。船の中ではそれだけが所属だった。前記の女性もその一員だったのだ。親子くらいの年の差もあり、ある程度心を開いてくれたようだ。

寄港地で何処にも出かけない彼女を1時間だけ連れ出し、家族に送信する写真を撮らせたりするだけで精一杯だった。私も興味のない場所では港周りだけしか見学しなかったので、お互い様だった。2度くらいデート?付き添いで歩いた。帰国してから年賀状ももらった。少しは気がまぎれたのかな、と安心したのだった。保護者気分・・・。

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私がしたかったこと。世界一周とこの場所に行くこと。達成できて本当に良かった!

※駄句

秋の風高く遠くへ流れ行く(天愚)