teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

天愚の汗だく駄句

本日は東京・桜満開ということを聞いて近所を散策した。1週間前豊川稲荷だけが満開で、青山墓地は全く咲いていなかったのだが驚いた。

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結構、人も出ていて狭い舗道は擦れ違うのがやっと。墓参りの人もいて火のついた線香を手に持って歩くオバチャンは危険きわまりない。話に夢中になって線香を振り回す。とても追い抜いたりできない状態だ。

反対側に渡り、1本奥の道を歩くことにした。何か工事をしている・・・私の記憶が正しければ、工事をしている場所は山県有朋の墓?記念碑だと思う。バラバラにされて周りの草木も刈り込まれていた。このあたりも100年くらいは経ているはずだから、頃合いの補修工事かな。明治の元老たちの墓もたくさんある。

学生の頃、青山墓地斎藤茂吉の墓があると聞いて探した。しかも2つあるという、同姓同名・・・そんなことを思い出した。結局分からなかったのだ。智恵子抄の智恵子さんの故郷は福島と聞いていたので、同郷だな、と思って覚えていた。

東京には空がない、と智恵子さんは言ったそうだが、どうですこの空、まんざらではないと思うが。

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六本木ヒルズと東京タワーのツーショット、墓地ではこのアングルしかない。毎年パチリしたくなる場所だ。ことしも!線香オバサンを避けたため、いつもより接近して通りの桜が写らない。ま、いいか。

次は久しく訪ねていないハチ公の碑に行った。ご主人様の上野博士の墓地横に建てられている。飼い主の博士とは1年ほどしか暮らしていない。ご主人様の急死で、あっちこっちに預けられるが、結局渋谷駅と松濤の旧自宅を行き来していた。

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博士の墓の囲いの中に小さい祠があってハチが祭られている。墓の上には見事に桜が咲いていた。ハチ公の遺体は剥製にされて、上野の国立科学博物館に展示されている。

ハチ公は主人を待つ忠犬として、新聞に取り上げられ生きているうちに銅像が建てられてという。そのような犬は世界でも珍しいのでは、と思う。

※駄句

観桜や主と並びてハチが居り(天愚)