本日、東京都内のコロナウイルス感染者が4000人を超えた。23区の人口は1000万人弱、感染者総数は約22万人ということは100人に2.2人だ。しかし、まったく緊迫感がないというか実感がない。
それは20,30代が7割とか発表はあるが、どこで感染が広がっているのかの情報がない。差別につながるから?!なんか違う気がする。どんな経路でどこで感染したのか分からなければ気を付けようがないじゃないか。
そんな中だったが、近所の散歩。無観客なので開くことがなかったメインゲート前を通る。目的地ビクタースタジオへ向かう。朝、予約をしておいた「五庵」という茶室だ。
国立競技場の斜め向かいにある。ジブリのアニメに出てくるような建物。外国人も珍しそうに足を止めていた。
右下の穴は「にじり口」ここから中に入る。
中から見るとこんな感じ。
天井の大きさは四畳半。茶室をそのまま上に持ち上げた構造。
1階に入ったら、はしごで2階へ。
はしごを登りきると国立競技場が見える。
製作者・藤森氏の大切な茶器が展示してあった。竹や畳を使わない新しい茶室ということだ。ほぼテーブルでいっぱい、周りにベンチがあるがお腹をへこまして回らないと無理。そんな狭い空間だった。
一般の茶室はにじり口を通って異世界へ・・・この建物では二階に顔を出したところで世界が見える。視界がパッと開ける!そこが狙いのようだ。凡人の私でさえ異世界に入り込んだような気がしたから。
茶室から無観客で競技がおこなわれている国立競技場を、しばし眺めて外へ出た。
茶室見学は徹底した密回避がされていた。普通10人ほどは入れるが、最高6人。私の時は4人だった。2人出ると2人入る。2階は10分交代で。もちろんマスク着用。手の消毒も。
帰りは暑い!街路樹の陰に入りながら家まで10分歩く。百日紅がきれい!大きな木の根元には蝉の死骸が1つ2つ、ずーっと続いていた。
※駄句
街路樹やポツポツ続く蝉むくろ(天愚)