１６日目
スリランカ沖を通過中、かなり揺れが出てきた。張り出されている海図に３箇所くらい「コンボイ合流地点」とある。海賊対策のために船団を組むということだろう。本日の通達では窓を塞ぐ措置は回避するらしい。暗くならずに済むのは助かった。
朝食の最中に、船中央のデッキに揚げられた鯉のぼりが吹っ飛んで下のプールに着地！それだけ風が強いのだ。どこかへ飛んでいかなくて良かった・・・泳げ鯛焼き君になるところだった。日本ではカープはどうなんだろう？巨人独走という情報は入っているが・・・ヤクルトは？
午前中は「世界遺産のはじまり」という講演を聞いた。もともと欧州の石の文化が主体だったので、日本のような木造で立て替えるようなものは対象外だった。石で作られそのまま残っているものだけを遺産としていたとか。木造はダメなのか、とユネスコに問うと日本が中心になってルールを作ればいいんじゃない？とそっけなかったそうです。
土や木で作ったものも世界遺産に認められるようになったのは、しっかりしたルールが作られたからだという。たしかにローマ時代の石の遺跡はそのままの姿で、現代に残っているものなあ。
午後は「三国志好き集まれ」に参加、主催は二松学舎の院生の女子でしたが、３人しか集まらなかった。私は曹操が凄いと思うと発言、諸葛孔明が好きというのが大半でした。そして三国志のストーリーのほとんどがフィクションである、と言い放っていました。何千年もたった今、尾ひれがついて良いように解釈されるのは仕方のないことです。小説だから。
写真は１０Ｆ屋外デッキで暴れまわる鯉のぼり。
