teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

天愚の汗だく駄句

ヒンシュクものだが・・・コロナ禍の中、旅行に行った。四国へ4日間の日程だった。友人がどうしても金毘羅宮に行きたいというので、祖谷のかずら橋を見てから行くことになった。しかし情報が入った、もっと奥にある「二重かずら橋」は見た方がいいと。

調べてみると何とか行けそうだ。これが大変なことになった。1日で四国の山中を車で300キロも走ることになったのだが、それは後日に。

そんな理由で金毘羅さんのある琴平に着いたのが16時過ぎだった。友人は行きたいと言うだけあって詳細に調べていた。

「階段を登るのは、この歳ではしんどい」と、ショートカットを考えていた。金毘羅宮に隣接する「資生堂パーラー 神椿」から行くのが近道!どこにあるのか分からないが、カーナビに電話番号を入れて発進!

また山中を走る、こんな所におしゃれなパーラーなんてあるのか? と、いきなり門があって守衛さんがいる。「17時で閉めるから、あと30分では無理!」と言う。しかし、そこを何とかと、無理に入場。車を停めたが、どうしていいのか分からない。

途方に暮れていると、上の方からシェフ姿の女性が「パーラーで何かを買ってくれれば、17時までいいですよ」。親切な言葉に涙が出そうになった。お言葉に甘えて買い物をしてショートカットの道へ。パーラーの隣が金毘羅さん、建物から中腹へ出る。階段は、おそらく3分の2くらいはカット。

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時間が時間だけに人影はまばら。やはりコロナ対策で手水なし、急いで本殿まで登って参拝。もちろんコロナ禍の収束を願った。親切な神椿の女性シェフにも感謝だ。帰りに寄ってお礼を言いたかったが、ディナー(予約のみ)の準備らしいので、店の人に言伝を残して終了。次の機会には、必ずパーラーに入りますから許してください。

さて、神様の次は仏様。翌日は四国八十八か所巡りの一番札所「霊山寺」に。旅装束もすべて整えられるらしい。

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 弘法大師様にコロナ退散をお願いして、白装束の遍路さんのし出発?を見送った。

この宝塔は600年も前に建設されたらしい。境内には何の説明もない。並ぶ仏像の名前の札だけだ。信仰が優先で観光がメインではない、と言っているような凛とした感じを受けた。

※駄句

お遍路へ紅葉を見上ぐ霊山寺(天愚)