２１日目
朝８：００前、右舷前方から船が近づいてくる。船体に名前は書いていないが、自衛艦に違いない。「あれが、あさぎりじゃない？」甲板に出迎えた大勢の人の中から、そんな声があがると、「おお～！」と感動の大歓声が響いた。自衛艦は右舷から近づいて、私たちの船の後方でUターン。左舷を抜いて行った。
抜き去る時に旭日旗を少しの間だけ掲げた、周りの人も「朝日の旗だったよね」と。写真を見たが、激しくなびいていて不明だった。「あさぎり」は左前方にピタリと並走している。夕方近くになると視認できるだけでも５隻くらいの船が集まってきた。集まるというより、遠くに見える、という方が正しい。
左舷側に人が集まり、記念撮影をする人たちで大混雑の甲板だ。「こんな遠くまで・・・」「何ヵ月いるんだろう」「ありがたいね」「国際貢献しているなあ」などなど、実際に護衛を受けてみて感謝の言葉を口にしていた。
甲板が落ち着いたころ、中国人の団体が甲板に現れて何かしら大騒ぎ（いつも声が多きいいけどね）。やはり「あさぎり」をバックに記念撮影だ。彼たちは何か考えたかなあ。何にも考えていないような気がする・・・。
そうそう、ピースボートのHPに私のインタビュー記事がでているらしい。先日、新聞チームのお手伝いをしている時に取材を受けた。どんな感じになってる？
航海２１日目、もう５分の１が終わった。
