仕事帰り午後3時半くらいか、暑い！梅雨前だというのに暑すぎる。だらだらと歩いている私を追い抜いていく外国人。重そうな荷物を背負ってもスイスイと歩を進める。荷物に気をとられた。太鼓のようだ。
場所はAVEXの裏手、結構な坂だ。よく見ると椅子も！これは演奏に使う道具一式を運んでいるのか。さらに驚いたのは足元、裸足だ。アスファルトの舗道を歩いて痛くないのか、それも慣れなのだろう。リュックの横にはサンダルらしきものもある。
さてさて有名な音楽家だったりして。太鼓を調べてみると、アフリカの一般的な太鼓でジェンベという物に似ていた。宿を探していたのか、スタジオを探していたのか、そんなところだろう。
裸足（跣＝はだし）で思い出した。世界一周の船で若い女性がラフな格好でいる。パンストなんて履いている子はいない。彼女たちの会話の中に盛んに「生（なま）アシ」という単語が出ていた。違和感がある。私的には素足と言ってほしい。
生アシなんて風俗用語じゃないの？関西芸人あたりがテレビで使って、広まったのではないかな。生チチ、生フｘラ・・・などなど新聞の風俗面にやたら出てくる言葉が「ナマ」なのだ。
船で知り合った若い知的な女の子が「生アシ」と言った時、「素足と言ってくれ」とお願いした。ポカーンとしていたが、「そうね、それが日本語ですね」と。立派な「素足」という言葉があるのに風俗用語を使うことはないだろう。そのことを言うと納得したようだった。
跣（はだし＝跣足とも書く）は何も履いてない足で地上を歩くこと。素足は靴下や足袋を履いてない足のこと。そんな感じかな。
※駄句
背の太鼓揺らしつ運ぶ跣かな（天愚）
