teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

天愚の汗だく駄句

昨夜はクリスマスイブ。9年前母が永眠したのは12月23日、忘れてはいなかったが、バタバタしていて一日遅れで仏壇に花を供えた。

平成26年の命日は天皇誕生日だった。葬儀は済ませたが、火葬が年末の混雑で1週間ほど後になった。冷凍庫のような遺体安置所に保管されて、火葬の日時が決まってから出されて、荼毘に付された。かわいそうだったが仕方がないこと。

母は認知症ではなかったが、肺の癌が飛んで脳の記憶域を圧迫して認知症のような症状だった。抗癌剤を施すと記憶は戻った。仙台から東京へ転院したのだが、手続きが大変だった。どうしても仙台市立病院が認めないのだ。

もしかして最初の判断「認知症です」としたことが、要因だったのかもしれない。その頃の仙台市立病院は建て替え前で、まるで野戦病院のようだった。大部屋をカーテンでベッドごとに仕切って、男女混合の有様。

なんとか、私の主治医・日赤広尾に頼んで転院させた。母には申し訳ないが、仙台に一人で置いておくのは無理がある。

やがて抗癌剤が効かなくなり、医者・妹・私・母(本人)で相談して、苦しい薬はやめて緩和ケアセンターという病棟に入った。死ぬまでそこにいる、という宣言だ。仙台の実家で死にたかったのだろうが、核家族ではどうにもならない。

そんなことを思い出す聖夜。薔薇の花を供えて「ごめんね」とチーン!

結婚式は神前、もろもろの行事も。しかし葬儀は仏教。お祭りは何でもOKの日本人、クリスマス、ハロウィーンなどなど。強い信仰心のある人は少ないのかな。宗教戦争は理解が難しい私、だって殺人を奨励する宗教などないはず・・・と思うのだが。

ウクライナパレスチナ・・・どうなるのか見当もつかない。人間は自滅する運命にあるのかもね。「猿の惑星」第1作のエンディングが思い起こされる。

※駄句

 父母位牌に薔薇供える聖夜かな(天愚)