夜BSフジで「輝き続ける加山雄三」という番組を見た。小学、中学時代の憧れのスター加山雄三だった。音楽もスポーツも万能!昨年の紅白が最後のライブ活動だと言っていた。「光進丸」火災事故がショックだったのかなあ・・・と思ったものだ。
番組の中で、アルフィーの高見沢俊彦が言っていたことが心に響いた。「夜空の星」「蒼い星くず」などはエレキギターの曲でそれに歌詞がついたのだ、と。当時小学6年生くらいだった私。友人の兄にビートルズやベンチャーズを教えられ聞き入った。
私は特にベンチャーズのエレキに惹かれていた。「パイプライン」「キャラバン」「ダイヤモンドヘッド」その音色を聞くと、いまだに心がざわめく。
高見沢の言ったこと・・・心に残っているのはエレキギターのメロディなんだと気づいた。中学、高校ではエレキを買えるような家庭ではなかった。友人の中には弾いていた輩もいたけど。多くはアコースティック・ギター、私も。
15年ほど前かな、突然エレキギターが弾きたくなってアンプ内蔵の「ゾウさんギター」を買った。「夜空の星」のイントロや「蒼い星くず」の間奏部分を弾きたくて。もちろんベンチャーズの「パイプライン」も!
ネットで楽譜を買って練習した。ヘッドホンがついているので、迷惑をかけずに楽しめた。壊れるまで弾いた。壊れてしまってからは、しまい込んだままだ、捨てられない。壊れたままだ。散々弾いたから、捨てにくい。下手だったけどね。
仕事の関係でワイルドワンズの鳥塚しげき氏と知り合って、加山さんと面会もできた。月イチで加瀬邦彦さんの店「ケネディハウス」に出演していた時だった。開店当初、客が入らず、それを聞いた加山が出演を申し出たと言う。
おどおどしている私に、憧れのスター加山が話しかけてきた「俺の出演料はね、焼き鳥の串2本と缶ビール1本だよ」と笑っていた。
そんなスターも86歳だ。元気で、もっともっと良い曲を作ってほしい、なんて思った夜だった。明日はエレキを出してみるかー。掃除するだけです。
※駄句
夏の夜や心沸き立つエレキの音(天愚)