teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

定年オヤジの世界一周旅行

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船内のレセプションルーム

ここで講演などが行われるらしい。寄港地の現在や遺跡などを、専門のゲスト講師が話してくれるのが楽しみです。書物やネットで調べて知ったことと、現状とは違うと思います。写真や動画をいくら見ていても、実際に行って本物から受ける感覚、それがどんなものなのか楽しみです。

学生時代に入っていたクラブは離島へ行って、生活、教育、歴史などを調査をし、島の人たちに何が必要なのか公にする、という活動でした。実際にどのくらい世間に役立ったのか??でしたが、一応出版物にして発行していました。

先輩や後輩には実際に、その経験を基に立派な先生になった人もいます。

ある島の調査結果を夏休みの課題として、発表したことがありました。確かに島の現状を説明しただけで、発見も何もなかったと思います。しかし、それを聞いていた1人が立ち上がって「そんなの何になるんだ?」と言ったのです。

私はそれは違うと思いましたが、明確な反論はできませんでした。「それじゃ、君は図書館で勉強していればいいんじゃない」と答えたことを覚えています。自分でも「何のためか?」までは考えていませんでした。

クラブの目的は「島で暮らす人々の不便さを解消する」のようなことでした。それと同時に民話の採集など民俗学的なこともしていました。島の人たちと話をすることが、必要不可欠だったのです。

民俗学という分野では、もう調査され尽くされていていました。それでも自分たちが汗を流し、話を聞いて回ったということは事実の確認にはなったと思います。本には書いてなかった少しの違い、大きな歴史の流れの中では些末ですが、島の人が大事にしているものとかがあったものです。

何も発見できなかったからこそ、分かったこともありました。調査をする時に間違いやすい部分、誤解しやすいこと、正しいことは何か、などに気がついたのです。これは資料や本を読むときに役立ちました。

歴史資料は読み方で変わってしまう、証拠がない場合が多いので尚更です。推測と事実を区別しなければ、いけないのです。無理やり結論づけてあるものは小説と変わらないでしょう。私は断定しているものより、こうかもしれない、と書いてある方を信用します。個人的なものですが。

というわけで、「何になるんだ?」君のその後は知りませんが、図書館に籠って大学教授にでもなっていたら面白いですね。