航海47日目
本日も天気が安定しない。昨日よりも波は治まったが、波飛沫がすごい。朝、空調の音で目覚めたのだが、波の音が小さくなったのでいつもより大きく聞こえたようだ。それだけ波がすごかったのだ。
朝は映画「日本国憲法」を見た。ドキュメント仕立てで、知らないことがたくさんあった。アメリカに押し付けられた憲法という見方もあったが、第九条をどれだけの日本国民が支持したか良くわかった。日本側に作らせた憲法の草案が２つあったことなど、政府のものと民間のもの。政府のものは専制君主のままで却下、アメリカの草案と日本の草案２つを検討してできあがった。
戦後4、5年のことなので、国民は戦争は絶対してはならないと強く思っていたと、インタビューやアメリカ側の証言などで明らかにされている。戦争放棄こそ、東アジアに対する日本の謝罪の形だったとアメリカの研究者は断言した。謝罪をしていないと言う国もあるが…。
朝鮮戦争が起きてアメリカが共闘をたくらんでも、そうはならなかったのは、その表れだったと。中東への自衛隊派遣あたりから、またまた怪しくなり始めたが、戦争拒否は民意で守れる…いろいろ考えさせられた映画だった。
テレビでBBCのD-DAYの記念式典を流していたライブ？６・６がノルマンデー上陸作戦の決行日、トランプ大統領も出ていたからライブか。
もう一つ船内イベントでNYの説明があった。自由の女神はフランスから独立１００年に贈られたものだが、その建立技術はエッフェル塔の設計者エッフェルによるものだったと知った。たしか映画「大頭脳」だと思ったが、自由の女神がタンカーのようなものに横になって運ばれてきていた。そうではなくて、バラバラにして運んだと説明があった…どっち？
写真はNYの見どころ説明会。
