桜を楽しむ間もなく、風雨が続く都心。庭の椿がポロポロ落ちて、片付けていると黄色い花が目についた。タンポポだなあ、雨を避けるように。軒下の植木鉢、土だけで何も植えていない。
風に乗ってきたのか、小鳥の仕業か。黄色い花が一輪ヒョロリと咲いていた。死んだ母がタンポポの違いを言っていたなあ。ガクがどうの・・・と。西洋タンポポと日本タンポポの違いだった。正解は覚えていない。
雑草は強いなあ。タンポポは雑草?それも分からない。
どうです!この生命力!何も植えていない鉢、苔のむした土から1本だけ。可憐だねえ。雨が適当にかかる玄関の隅、日も当たる・・・数々の条件が揃った結果と思うと、愛でたくなる。
このところ、仕事がきつくてイライラしている。小さな新聞社だが、ヘッドハンティングされて?というとカッコイイけど会社の後輩に頼まれて編集長になった。新しい紙面にすると、大会社の元幹部を雇い意見を聞いている。
まずネーミング。私の案が採用された。次は横組みのレイアウトだ。従来の読者を困惑させないように、1面だけは縦のまま、題字を新しくした。内容はどうにも変わらない。記者がなかなか、思うようにならない。
すったもんだの1年。そして今月になって編集整理の一人が病気になってしまった。私は整理部が長かったので、なんとか代理をしているがキツイ。編集長兼整理記者なんて、あまり聞いたことがない。そんなことをやって、クタクタの4月だ。
※駄句
蒲公英やいつの間にやら空鉢に(天愚)