雪が降るかも、という朝
都心にも雪が降るかもしれない、と言われた日の朝。雪ではなく強い雨、しかも北風が暴れていた。マンション前の電線に、スズメではなく鳩が数十羽並んでいた。雨に打たれて・・・。
隣には森があるのに、なぜ電線に？推測だが、風が強いと木の枝は揺れる、危険だから丈夫な電線に避難しているのかな？しかも一定方向にしか揺れないし。どうなんだろう。森の中は食べ物が豊富なんだろう、これだけの鳩がいる。電線に止まれない鳩は近くの建物の上にいた。
冷たい雨が降っているので、さすがに地面に降りている鳩はいない。ここの鳩は賢い。椎の実など木の実がたくさん道路に落ちるのだが、硬くて実を割るのは困難だ。朝、道路に落ちている木の実には目もくれない鳩たち。午前１０時ごろ、出勤の車が通り終わった頃あっちっちに分かれて、車が轢いて壊れた木の実を満喫している。
都会には都会の暮らし方が、鳩にもあるんだなあ。タヌキやハクビシンが都心に住み着くのも、同じ理由か？
鳥が利口なのは、友人が住んでいる北海道・長万部でも見ている。長万部はホタテ貝の名産地だ。朝、犬と散歩に出ると道路や学校の校庭に白い物がゴロゴロしている。近づいて見ると、ホタテ貝の殻だった。
どうやら港からホタテ貝をかっぱらって来て、高所から落として貝を割って中身を食べているという。白い貝殻がたくさんあったなあ。今年こそ久しぶりに行って、その風景が変わっていないか見たいものだ。
※駄句
電線に鳩が並ぶや冬の雨（天愚）
