teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

ローマの休日

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不要不急の外出を自粛!全世界で新型コロナウィルスが猛威を振るっている。私も外出せず、することもないのでテレビを見る。いやー懐かしい「ローマの休日」やっている!これにしよう!!

私が生まれたころに作られた映画だ。初めて見たのは中学生の頃、テレビでだった。純愛ロマンス・・・ヘプバーンの可愛らしさにメロメロになったものだ。新聞記者になりたいと思ったのも、この映画の影響があったのかも。全然違う記者にはなるわけだが(苦笑)。直接的ではないホンワリした恋に、心をときめかせた。

大学生になって、仲間数人とリバイバル映画館で「ローマの休日」を見た。見終わってから感想を述べあうのだが、私と全く違う見方をする女性がいた。純愛を信じていた私にショックを与えた感想!

「ねえ、王女がペック記者の部屋に一泊したじゃない。しちゃったんだよね」と。男どもは仰天した。女性はそんな見方をするのか!と。彼女いわく、泊まる前と後では演技が微妙に違う、だからオスカー取ったのだと力説したのだ。うーん。

結局は見た人の感じ方で良いわけだが、そこまで鑑賞しているとは。

この数人の仲間とは昔の名画を見ては、感想を言い合った。もう1つ印象に残っているのは「シェーン」だった。ラストシーン、「シェーン!カムバック!シェーン」と子供が叫ぶのを背にシェーンは馬に乗って去る・・・。この時、シェーンは死んでいるのだという意見。何故なら、シェーンが去っていく場面の背景は墓地だからと。

やっぱり映画は、いろいろ考えさせてくれますなあ、それが名画!

※駄句(ヘプバーンに捧ぐ)

花散らす風緩むや永遠(とわ)の笑み(天愚)