最近チラチラと見る小鳥。千鳥(後に投稿でセキレイと判明)だと思う。スズメや鳩、カラスとは違う歩き方、足が長いのですぐ気づく。そんな日に訃報が届いた。
新聞記者時代の先輩が亡くなった。仕事ではもちろん、先輩が退職してからは俳句の師でもあった。才能ある人で、新聞の見出しはピカイチで、他紙からも一目置かれていた。新聞の見出しは、昔は活字だったので長さの制限があった。
大きなニュースは大きな見出し。新聞は15段になっている。1段はベタ見出し、2段見出し、3段見出し・・・とだんだん大きくなるにつれてニュースの大きさと比例していた。当然、活字も大きくしないと釣り合いがとれない。
活字が大きいほどインパクトが出る。決められたスペースになるべく大きな活字を使う。どこまで省略して伝えられるか、そこに知恵を絞ったわけだ。亡くなった先輩はそれに加えて、ダジャレの名人でもありスポーツ新聞にはピッタリの個性だったのだ。
そんな先輩の体調が悪いと昨年末に聞いた。写真の千鳥を見た日に先輩にハガキを出した。考えてみると、先輩がなくなった頃だ。
俳句の先生に俳句を添えるのは、気恥ずかしいので”盗作”のようなものを添えて出したのだ。私たちが知り合って仕事の手ほどきを受けたのが昭和52年から。風が強く雪がチラついた日でもあった。
そこで中村草田男
降る雪や明治は遠くなりにけり
インスパイアというか尊敬の念を込めて、盗作、先輩に送った。昭和をしのんで
※駄句盗作
虎落笛昭和も遠くなりにけり(天愚)
こんなブログを書いている時、また訃報。仲良くしていただいた元ヤクルトの安田猛投手が亡くなったというニュース。何度も家まで遊びに行った。引退してからは故・野村監督に最高のスコアラーと言わせたほどの切れ者だった。ご冥福をお祈りします。
ヤクルトの初優勝は、昭和53年だった・・・。