teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

天愚の汗だく駄句

先日、スマホを見ていたら「キッシンジャー元米国務長官が死去」というニュースがあった。私は彼と握手をしたことがある。小学3,4年生の頃だ。

私の父が国鉄職員だったので、何度も転居した。小学校は3回変わったので、思い出はその小学校の時だったと記憶している。確か・・・福島市のヤクルト工場を見学に来たキッシンジャー氏、その時に集まった子供たちと握手をしたのだ。100歳か・・・何年前だ。そんな時間が過ぎたんだなあ。

その帰り2カ月に1回薬をもらうため、かかりつけの医者の所へ行った。癌の手術をした広尾の日赤では、処方される薬をもらうのに1時間待ちなどは普通だ。そこで、薬だけ近所の病院でもらえるようにしていた。

かかりつけの医者になってもらい、世界一周の時の4カ月分の薬をもらったり世話になっている。もう4年も通っている。近所にその病院ができて、すぐに患者になった。女医さんで丁寧な人だ。いままであった病院がなくなったていたので、近所の人は皆、新しい病院に行ったのだろう、先生の人柄も人気の一因だろう。とにかく混雑していることが多い。

その日の病院は、珍しいことばり起こった。待合室には3人ほどで、すぐに順番が来ると思った。

診察を終えた老婦人が出て行く。身体が不自由らしく歩くのもやっとの様子。それでも、ゆっくりと靴を履き替え、スリッパを戻し出て行った。受付の人とか看護師さんが手伝わないのかな、と思った。しかし皆バタバタ状態だ。なんで?

次は診察を終えた外国人女性?が「お金が足りないからATMに行く」と出て行った。近くのコンビニにATMはあるが、銀行のATMは近所にはない。やはり戻ってこない。

そのうち救急車の音が!その前に診察を受けた高齢の女性が別の診察室にいたらしい。買い物用のコロコロを引きながら、トイレに入った。看護師さんが車椅子をもって、トイレ前で待っている。そこへ救急救命士が3人ほど現れた。診察で相当悪いと診断されたのだろう。バタバタと運ばれて行った。そういうことだったのか・・・。

次に呼ばれた患者は、歩くのがやっとのお爺さん。寒いのに靴下を履いていない。待合室は通気を良くするため、窓が開けてある。空気清浄機も回っているから寒いのだ。お爺さんを良く見ると、足首が腫れているようだ。さらに耳が遠いらしく、看護師さんが話しかけても反応がない。目の前まで行って大声で、話すような状態。

やっと私の診察の番が来た。世間話をしながらの診察。年寄(私も含めて)が多いですね。救急搬送には付き添いの人もいないのか、聞いてみた。看護師さんが手伝わないのを非難された思ったのか即答「私たち3人しかいないのです。付き添えない」と。

私は、そうではなくて医者に来るのに1人でなのか?という意味だと言い添えた。すると「そうなんです。独り暮らしなんです、皆。私もそうなるなあ」だって。よかった悪くなりかけた雰囲気が変わった。

年寄りが多いので、病院側も気にしているのが感じられた。中学校も統合されてなくなったし、私の家の周りも個人住宅が少なくなって、残っているのは年寄ばかりだからなあ。隣がレストランになったのも時代の流れか。

写真は道路わきにあった”水槽”。メダカ(だと思う)がいた。

※駄句

 目ん玉が冷たくないか冬メダカ(天愚)