teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

定年オヤジの世界一周旅行

航海86日目

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午前は新聞チームの手伝い。午後に洋上結婚式があった。新郎新婦はもとより、出席者=船で友達になった人がほとんどじゃないかな=みんな着飾り、楽しそうだった。特に女子は自分も早く式を挙げたいのか、イベントを楽しんでいるのか、とてもテンションが高い。たぶん、そんなにあることではない船での結婚式、私もチラ見!歌って踊ってオメデトウ!でした。

昨日、ナンディからの帰りはバスにした。昼ごはんを食べていた時に、一緒になった人が4Fドル(200円)で冷房付きエクスプレスで来たと言うのでトライすることにした。5人でバスターミナルへ。ラトウカ行きか、と聞いた途端に乗れ乗れと言われて乗る。エクスプレスと違うと思ったが、2Fドル払って乗り込んだ。

乗ったバスは30キロ先のラトウカまで、一般乗り合いバスだった。1Kmずつくらいに停車する。夕刻だったので、窓から入る風だけで涼しい。一般の人たちの生活ぶりが見えて面白かった。まずバスには乗降口のドアがない。ちゃんと降りるのを待って乗ってくる。

バスの荷物入れも自由に使用している。バスの横腹の荷物室を自分で開けて、荷物を入れて帰りも自分で出して行く。便利で効率がいい。間違ったり、盗んだりしないのも、その安心して使う姿からうかがえる。勤め帰りの人、学校や買い物帰りの人などが乗客だ。

みんな服装は南国らしい派手なプリント柄を着ているが、これが違和感なし、実にフィットしているのだ。バスの中は、乗った時から音楽が流れていて楽しい。ウキウキするような曲でナイスでした。日本も音楽流せばいいのに。みんな大人しくしている。話す人もいない。もともと現地の人は大人しいと、前回来た時に聞いていた。

降りる時の合図がいい、これが実にいいのだ。両側の窓上に、後ろから前までロープがあり、それを引っ張るとリンリン!と自転車のベルのような音がする。それが次降ります、の合図だ。みんな素早くて写真はムリだった。

バスは公共施設や学校などに止まりながら、1時間ちょっとでラウトカ着。もう真っ暗だ。3人はフリーWifiのある所を探すというし、16歳の少女は船に帰るという…保護者(おじいちゃん?)としては、一緒に帰るしかないでしょ。暗い道の1人歩きなどさせられない。タクシーに乗るにしても1人じゃ、心配だしなあ。

道はあまり良く知らないが、立ち寄ったスーパーマーケットのガードマンなどに聞きながら帰る。本当に真っ暗になりそうな道を避けて帰る。不安だったが、途中でピースボートのスタッフに出会い詳しく道を教えてもらった。助かった。しかし、途中で道がなくなったり、不安は募る。港が見えて船が煌々と明かりを灯しているのに、やっと安心。

暗がりから、何度か挨拶のような声をかけられた。「ハウアーユー?」みたいな…。怖がっていると思われたら、何をされるか分からないので大声で「アイムファイン!サンキュー!!」。「ブラー!(こんにちは、こんばんは)」などと答えながら歩き続けた。

けっこう距離があったなあ。30分~40分。荷物もあって1時間くらいかかったかも。タクシーに乗ってしまえばよかった。それでも無事に船に着くと、夜道を歩いて帰ったのも思い出になったのかな。とにかく少女を1人では帰せないでしょ。少女も新聞チームの1人でもあるし…。

少しは番犬ポチの役目できたか?

写真は、きょう行われた洋上結婚式。