カマキリ(蟷螂)って緑色とばかり思っていた。年をとったら茶色になると。どうも違うらしい。調べたら、生まれた時から2色に分かれているとあった。
掃き掃除をしていると、凛々しく立って構える灰色がかったカマキリをみつけた。年老いて枝に捕まる元気もなく道路に落ちたのか・・・。箒を近づけると身構える、その気力に敬意を表してそのままにした。
死期が近づいて道路に落ちたなら、覚悟はできているのだろうと。動きは少ないから、車に轢かれて臨終かな。とにかく動かない、竹箒で小突くのも気が引けるので放置。2時間後に見てみたが、姿はない・・・。
森が近くの道路には、いろいろな昆虫がいる。蝉は1週間が寿命なので、よく見かける。ところが、この時期は黄金虫の死骸がゴロゴロしている。黄金虫のことも調べてみた。寿命は大抵は30日くらいらしい。それなら梅雨が明けて1か月くらいだから、寿命なのかもしれない。
何にでも例外があるように、ハナムグリという種類の中には越冬するものもいるらしい。昆虫がいなければ植物の受粉がうまくいかず、まったく違う世界になってしまっただろう。
知らないことがたくさん出てくる、あの茶色のカマキリは若かったのかもしれない。
※駄句
食べ物で種類が変わる黄金虫(天愚)