イースター島で火災があったようだ。3年前の夏、現地は冬(南半球なので)だった。
世界一周旅行を決めた要素の1つが、このイースター島に行けるからだった。日本から直行はできない。チリに行って、そこから船か飛行機になる。
焼けて修復不可能なモアイもあると、ニュースで見た。残念だ。
島の周り2000Kmには有人島がない絶海の孤島。南太平洋の島あたりから人が渡って来たという。人口が増え、食糧危機になり島内で殺し合う・・・衰退。そして西欧の船が来て島民が連れ去られたことも。
そんな歴史を眺めていたモアイ。モアイが何を語るのか、耳を澄まして聞きたいと思っていた。モアイが作られる山の石切り場から、設置する場所まで運んだ。しかし途中で倒れると放置された。
山の上から眺めると、倒れたモアイが点々とある。モアイの道と呼んでいるという。
南極からチリ沿岸を流れてくる寒流が渦巻く場所で波が高い。大きな港もなく、島に上陸するにはテンダーボートに乗り換える。15人乗りくらいのモーターボートで、サーフィンよろしく波に乗って小さな港へ突っ込んでい行くのだ。
待機するボートは大揺れ。乗っている人たちが、ひっくり返るのを客船から見える。笑うに笑えない危険?な波。2日滞在予定だったが、悪天候で上陸できない人がいたので1日延期して、やっと全員が島に行けた。
変わりやすい天候に荒波。島が荒らされず現在に残された理由なんだなあ。それなのに火事とは、残念。
客船から見たイースター島は「ひょっこりひょうたん島」に似ていた。実際は三角形の島だが、方向によっては写真右端のように見える。
※駄句
寒風や彼方みつめるモアイ像(天愚)