teng1954のブログ

定年後に世界1周旅行。再就職・・・終活かな

天愚の汗だく駄句

2022サッカーW杯が始まった。日本は初戦で強豪ドイツを破った!あまり期待していなかったので驚き!歓喜!という人も多かったのでは⁈ 私もその一人でした。

昨夜の雨が上がり、東京の空も日本代表のように晴れ晴れ~!

サッカーW杯で思い出すのは、もう20年前のこと。2002日本開催の初戦アイルランドVSカメルーンを見に行ったことだ。新潟まで新幹線、私が乗った車両は白人だらけだった。アイルランドのサポーターでいっぱい。

私の隣の席が空いていた。そこへアイルランド人が、次々と入れ代わって座る。そして質問攻めだ。「サッカー見にいくのか?」「誰を見に行く?」と。私が「ロイ・キーンが見たい」と言うと、もう握手攻めとなった。

私も一応取材なので質問をする。「大勢だが、費用もたいへんでしょう?」すると、彼たちは「4年に1度だ。貯金をして何処へでも応援に行くのだ」と答えた。凄い情熱を感じたものだ。アイルランドの国旗の色の意味を聞いたり、結構おもしろい話を聞いた。

彼らは歌を唄ったり、陽気でノリノリ。車掌が見回りに来て「静かに」と言うと、頷くのだが、いなくなると再び大合唱。また車掌がくると「シーッ・・・・」と、笑うしかない。飽くまで陽気だった。

カメルーンのファンも2人ほど車両にいたが、仲良くやっていた。驚いたのは、日本の年寄り夫婦が乗って来た時だ。アイルランド人が何人も立ち上がり、誰が席を譲るのか競争になったことだ。さすがクリスチャンの国だと感心した。

そんな事を思い出していた。

朝刊を見るとサンスポの宅配7版の1面はプロ野球。3面に同点ゴール!と見出しと前文に1行。0時では無理か。最近は輸送の問題で時間厳守なんだろう。早く7版を終わらせ、次の版で3ページくらい入れ替えているのだろう。

バタバタぶりが目に見える。

時間厳守で、またサンスポ時代のことを思い出した。新聞を作るのが遅れると配送にも影響がでる。ある冬、輸送を担当する部署からクレームが来た。どれだけ過酷な状態なのか、見に来い!ということだった。

仙台印刷所から東北へ、秋田へ行くトラックに同乗せよ!と。仙台の実家で時間を過ごし、0時ごろ仙台工場へ。印刷された7版を積み込んで出発。午前1時ごろだ。東北道をひた走り、盛岡を過ぎたころ雪が降り始める。

真っ暗な道路、光る雪。吹雪になると、まるでスターー・ウォーズやスタートレックに出てくるワープシーンのようになる。視界が狭くゆっくり安全を確かめながらの運転。これは怖かった。

荷下ろしをしながら進む。荷下ろしをする所には、新聞を配る販売所の人々が待っていた。運転手と一緒に降りて「寒い中、ご苦労様です。いつも遅れてばかりで申し訳ありません」と謝り行脚。「頑張って良い新聞作れや!」と、どこでも温かい言葉をかけられた。秋田に着いた頃はクタクタだった。

その後、ちゃんと時間を守れたか・・・想像にお任せします・・・。

※駄句

 日本がドイツに勝利した朝のスカイツリーを見て(写真)

   北風や裂きて立ちたりスカイツリー(天愚)